言語教育の絵。
大学時代に一番お世話になった先生で、今でも絵を観に来てくれる恩師がいます。
奥さんもスペイン語の先生なのですが、彼女が今回自分の授業で使う絵を依頼してくれました。
言葉を学ぶ時、対象物や情景を写真で見せることもありますが、
やはり絵が一番伝わりやすい時も度々あるそうです。
文字情報を極力少なくして、絵の中に女性名詞、男性名詞の対象物を複数入れ込むなど
彼女の考えを聞いていたら、言語を教える時にもとてもクリエイティブな人は
こうやって自分の教材をつくるんだな!と感心してしまいました。
一つの絵を依頼するにしても、その絵を観て学生がどのようなやりとりをするかということを
とても具体的に伝えてくださり、私の想像力だけに任せるタイプの他のオーダーとも違って
新鮮でした。
今週はちょっと急ぎの案件がばたばたっと入りましたが、絵を描くという行為は
ずっと同じでも、誰が何のために使うのか、どういう人に見せたいのか、
そういうことを考えながら描くのは時に難しいけれど同時に楽しいのです。
だから飽きっぽい私でも続けられるのかもしれません。
